Web サイト統合

MOVEit Transfer には、Web 投稿プロセッサにおける安全なファイル送信および処理ソリューションの独自の機能が用意されています。MOVEit Transfer Web 投稿はさまざまな分野で使いやすい機能です。

  1. 保護された送信とストレージ - 既存のフォームや新しいフォームの宛先を MOVEit Transfer サーバーに指定することにより、組織は SSL を利用した送信セキュリティだけでなく、MOVEit Transfer のストレージセキュリティも利用できます。
  2. お礼のメッセージの自動送信 - フォームのユーザーが指定された E メールフィールドに入力すると、このアドレス宛てにお礼のメッセージがすぐに送信されます (このメッセージはカスタマイズ可能で、お礼のメッセージの内容には、フォームに入力したユーザーの名前など、他の変数も含めることができます)。
  3. 自動通知 - Web フォーム送信結果の確認を希望するすべての関係者宛てに E メール通知が送信されます。
  4. 複数のビュー - Web フォーム送信の結果を個別に、またはまとめてオンラインでプレビューしたり、CSV ファイルとして取得して Excel などのプログラムにインポートしたり、XML 文書として取得してさまざまな用途に使うこともできます。

Web 投稿の送信

MOVEit Transfer Web 投稿機能を活用したフォームを MOVEit Transfer サーバー、別の保護されたサーバー、または保護されていないサーバーでホストできます。それぞれの方法には長所と短所がありますが、どの方法でもデータは保護されたチャネルを通じて MOVEit Transfer サーバーに送信されます。

保護されていないサーバーを使用したフォームからのWeb 投稿送信

保護されていないサーバー - 短所:

  • ブラウザの下部隅に保護された送信を示す「鍵」のアイコンが表示されません。また、
  • 通常、ユーザーがフォームの結果を実際に送信するには、[transmit to secure server (保護されたサーバーに送信する)] ダイアログでネゴシエーションを行う必要があります。

保護されていないサーバー - 長所

保護されていないサーバーは、Microsoft FrontPage などの脆弱性のあるソフトウェアを使用している可能性があるため、既存の Web サイトへの統合が最も簡単です。これらのソフトウェアは MOVEit Transfer などの高度なサーバーにインストールされるべきではありません。

保護されたリモートサーバーを使用したフォームからの Web 投稿送信

保護された個々のサーバーでフォームをホストすることにより、ブラウザの下部隅に「鍵」が表示されますが、「forms submission is being retransmitted to another server (フォーム送信を別のサーバーに再送信中です)」という別のメッセージがポップアップ表示され、ユーザーがフォームの結果を実際に送信するには、正しく回答する必要があります。「鍵」が表示される以外のこの方法の長所も、やはり既存のシステムへの統合が簡単であることです。

MOVEit Transfer サーバーを使用したフォームからのWeb 投稿送信

MOVEit Transfer サーバーでフォームをホストすれば、ユーザーが「保護された…」メッセージや「リダイレクト」メッセージに回答する必要がなく、この方法でもブラウザの隅に保護されていることを示す鍵が表示されます。この方法の欠点は、既存の Web サイトとの統合が最も難しいことです。

フォームデータの宛先を MOVEit Transfer に指定する

MOVEit Transfer は、ユーザー定義フォームから複数のフィールドを読み取ります。少なくとも、宛先が MOVEit Transfer に指定されているすべてのフォームには次の特性が必要です。

  • ACTION = "webpost.aspx": MOVEit Transfer サーバーの保護されたポート上の「webpost.aspx」のコピーを指す、「form」タグの「action」属性。例: <form method='POST' action='https://moveit.myhost.com/webpost.aspx'>
  • moveit_orgid フィールド: このフォームが属する組織の ID を示す非表示のフィールド。例: <input type='hidden' name='moveit_orgid' value='9876'>
  • moveit_foldername フィールド: このフォームの結果を格納するフォルダーを示す非表示のフィールド。例: <input type='hidden' name='moveit_foldername' value='Marketing Survey'>

オプションフィールド:

  • moveit_email フィールド: 調査に回答した人が自分の E メールアドレスを入力する、一般的な「テキスト」フィールド。フォームが送信されると、MOVEit Transfer はこのアドレス宛てに E メールでお礼のメッセージを送信するだけでなく、「email」という名前の一般的な「名前/値のペア」の中にアドレスを記録します。
  • moveit_additionalfoldernames: フォーム情報の投稿先となる追加のフォルダー名のセミコロン区切りのリストを含めることができます。フォーム情報の追加のコピーが指定された各フォルダーに投稿され、そのフォルダーの設定に基づいて、受信者通知が送信されます。送信者の確認メッセージは送信されません。また、フォルダーの応答設定も使用されません。

警告:

  • タグの名前は上記のとおり正確に入力する必要がありますが、名前の大文字と小文字は区別されません。
  • フォームフィールド名を数字で始めることはできません。受信した Web 投稿に数字で始まるフィールド名がある場合、エラーメッセージが表示され、投稿は拒否されます。
  • 「moveit_orgid」タグが指定されていない場合は、デフォルトの orgid が使用されます。サーバーはデフォルトの組織の Web 投稿フォルダーにフォームを送信しようとします。
  • 「moveit_foldername」タグに存在しないフォルダー名が指定されている場合、新しいフォルダーが作成され、現在の投稿の結果が含められます。
  • フォームを送信する前に、JavaScript を使用してフィールドの値をスクリーニングできます。

送信されたフィールドのコンテンツに加えて、MOVEit Transfer は各 Web 投稿に関する次の情報も記録します。

  • フォームの送信元の IP アドレス (すなわち「192.10.3.24」)
  • フォームの送信に使用したブラウザの名前 (すなわち「Opera」、「Netscape」) およびバージョン (すなわち「5.5」)
  • 送信した日付と時刻
  • お礼のメッセージの送信先 E メールアドレス (「moveit_email」フィールドを使用する場合)

Web 投稿フォームの HTML コード

Web 投稿フォルダーを表示すると、この Web 投稿フォルダーにデータを投稿するときに Web フォームにカット & ペーストできるコードが含まれている「チートシート」がページの下部に表示されます。

MOVEit Transfer フォーム投稿への応答

デフォルトでは、MOVEit Transfer は次のようにして新しい Web 投稿の送信に応答します。

  1. 受信 Web 投稿用のフォルダーがない場合、作成します。
  2. ユーザーに対して一般的なお礼のメッセージを表示します。このメッセージには、「バナーロゴ」 ([Logo and Colors (ロゴと色)] セクションの [SETTINGS (設定)] タブで定義) と、送信したフォーム結果のトラッキング番号が表示されます。
  3. ユーザーが MOVEit_email フィールドに入力した場合、一般的な同じお礼のメッセージを E メールで送信します。E メールの形式 (HTML またはテキスト) は、組織レベルの通知形式設定の現在の値によって決まります。
  4. 10 秒後にユーザーを「外部 URL」 ([Appearance - Brand (外観 - ブランド)][Settings (設定)] ページで定義) にリダイレクトします。

ただし、ファイル管理者および管理者は次の動作をカスタマイズできます。

  • フォームが送信されたときに表示/E メール送信されるメッセージの内容。このメッセージには、それぞれの値に解決されるマクロを含めることができます。使用できるマクロとその定義は次のとおりです。
    • [TIME] - Web 投稿送信の日付と時刻。
    • [TRACKINGID] - 送信データから作成された Web 投稿ファイルの ID。
    • [ORGNAME] - Web 投稿の投稿先組織の名前。

これらのマクロに加え、マクロフォームでは投稿によって送信されたキー/値のペアも使用できます。たとえば、フォーム投稿に「name」という名前のフィールドが含まれていた場合、マクロ [name] を使用してそのフィールドで送信された値を使用できます。これには email フィールドが含まれ、moveit_email フィールドを受信した場合はフォームデータに email フィールドが追加されることに注意してください。予想されるとおり、このフィールドには [email] マクロを使用してアクセスできます。

  • 上記のメッセージの件名。メッセージ本文と同様に、このフィールドにもマクロを使用できます。メッセージ本文に使用できるすべてのマクロは、件名でも使用できます。
  • このフォームが送信されたときに表示されるバナー。
  • このフォームが送信されたときのユーザーの移動先の URL。
  • このフォームが送信されたときにユーザーが URL に移動した後の時間 (Immediate はオプション)。

これらの動作はすべて、Web 投稿フォルダー設定のページの [Change Web Post Response...(Web 投稿応答の変更...)] セクションで管理されます。

注: 応答バナーの設定は他の設定とは区別されます。カスタムバナーを使用するには、[Update Web Response Settings (Web 応答設定の更新)] ボタンを押して [URL]、[Redirect (リダイレクト)]、または [Message (メッセージ)] 設定を保存する必要があります。