Ad Hoc Transfer の実装
- Last Updated: October 19, 2022
- 12 minute read
Ad Hoc Transfer モジュールを使用すると、ユーザー間のファイル送信を安全に行うことができます。正規 MOVEit Transfer ユーザーはブラウザまたは Outlook プラグインを使用して、ファイルやメッセージ (「パッケージ」と呼ぶ) を送信できます。ファイルを含んだ MOVEit パッケージを作成することは、添付ファイルを含んだ E メールを作成するようなものですが、アクセスの管理とエンドツーエンドの暗号化のメリットが付いてきます。
安全なファイルと管理されたユーザーアクセス
パッケージの一部として送信された添付ファイルは MOVEit Transfer サーバーにアップロードされます。「新着パッケージ通知」メールは受信者に送信され、パッケージが届いていることを知らせます。受信者はこの通知に貼られた Web リンクをクリックし、MOVEit Transfer にサインオンし、パッケージを確認した後、ここからファイルをダウンロードできます。
有効な場合、受信者はパッケージに返信し、追加の添付ファイルも送信できます。これらの添付ファイルもファイル送信サーバーにアップロードされます。組織の管理者は、パッケージを送受信できるユーザーを指定し、ユーザーおよびパッケージレベルのクォータを適用して、パッケージの有効期限やダウンロード回数を制限できます。
大きなファイルや複数の添付ファイルをすばやく安全に送信できるため、メールサーバーの制限を受けることはありません。
選択した組織に対して Ad Hoc Transfer を有効にする
組織の管理者は、組織の Ad Hoc Transfer 機能を有効/無効にするほか、アクセスルールや制限、およびクォータを設定することができます。これらの設定の多くは、グループおよびユーザーレベルでも設定できます。
Ad Hoc Transfer の組織の設定については、「Ad Hoc Transfer」セクションの管理者の「設定」ページを参照してください。
Ad Hoc Transfer を有効にして設定するには、次のようにします。
- Ad Hoc Transfer へのアクセスを組織内のすべてのユーザーに対して有効にするには、ホームページから、[Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Access (アクセス)] をクリックし、[Registered Senders (登録済み送信者)] を選択します。
- [Which users may send packages? (パッケージを送信するユーザー)] で、[All (すべて)] を選択します。
このページに表示された他の設定では、登録済みユーザー (MOVEit Transfer でアカウントを持っているユーザー) がパッケージをアドレス帳にない登録済みユーザーまたは未登録ユーザーに送信できるかどうかを決定します。これらの設定を使用すると、Ad Hoc Transfer 機能へのアクセスを制御できます。最も広範囲のアクセスを許可するには、両方の設定で [All except temporary users (一時ユーザーを除いてすべて)] を選択します。
詳細については、[Web Interface (Web インターフェイス)] - [Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Access (アクセス)] を参照してください。
- [Save (保存)] をクリックします。
- また、未登録受信者にアクセスすることができます。登録済みユーザーが未登録ユーザーにパッケージを送信できるようにするには、未登録受信者が MOVEit Transfer によって処理される方法を設定します。未登録受信者の設定で、[Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Access (アクセス)]- [Unregistered Recipients (未登録受信者)] に移動します。
未登録受信者がパッケージと添付ファイルを取得するには、MOVEit Transfer システムにアクセスする必要があります。MOVEit Transfer は、これらの受信者を一時ユーザー (デフォルト設定) として処理するように選択できます。この場合、MOVEit Transfer により受信者に一時ファイルが作成されます。また、受信者をゲストユーザーとして処理することもできます。この場合、送信されたパッケージのみにアクセスできます。
詳細については、[Web Interface (Web インターフェイス)] - [Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Access (アクセス)] を参照してください。
- また、未登録送信者にアクセスすることができます。未登録送信者がパッケージと添付ファイルを送信するには、MOVEit Transfer システムにアクセスする必要があります。未登録送信者の設定で、[Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Access (アクセス)] - [Unregistered Senders (未登録送信者)] に移動します。
未登録ユーザーにパッケージの送信を許可する場合、パッケージは未登録受信者が MOVEit Transfer によって処理されるのと同じ方法で処理されます。[Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Access (アクセス)] - [Unregistered Recipients (未登録受信者)] に移動し、[Temporary Users (一時ユーザー)] vs. [Package Password (パッケージのパスワード)] 設定を変更します。
詳細については、[Web Interface (Web インターフェイス)] - [Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Access (アクセス)] - [Unregistered Senders (未登録送信者)] を参照してください。
- 送信者に [Secure the Note (メモの保護)] または [Email the Note (メモを E メールで送信)] のいずれかの権限を与え、パッケージの [Subject (件名)] および [From/Reply-to (差出人/返信先)] フィールドに関連する設定を指定するには、[Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Content (コンテンツ)] - [Sending Files (ファイルの送信)] に移動します。
詳細については、「機能と利点 - Ad Hoc Transfer の保護メモと関連オプション」を参照してください。
- パッケージを送信するためのユーザー制限とクォータを設定するには、[Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Content (コンテンツ)] - [Package Quotas (パッケージクォータ)] に移動します。ユーザーが Ad Hoc Transfer を設定できる方法を特定する以下の制限とクォータを設定できます。
- パッケージでファイルを送信できるユーザー: デフォルトでは、すべてのユーザーがパッケージを送信できます。この値を「なし」に設定すると、ユーザーは誰一人としてファイルをパッケージに追加することはできません。グループ設定を使用すると、ユーザーがファイルを送信できるかどうかはグループによって決まります。
- パッケージで送信されるファイルの規則: デフォルトでは、ファイル名が付いたファイルを使用できます。特定のファイルタイプのみを許可するようにも設定できます。
- パッケージ内のファイルの最大ダウンロード制限: デフォルトでは、制限値は 999 に設定されています。
- ダウンロード制限を設定できるユーザー: デフォルトでは、制限値は 999 に設定されており、ユーザーが各自で制限値を設定することはできません。
- パッケージクォータ: デフォルトでは、組織レベルで適用されるパッケージクォータはありません。パッケージクォータは、特定の期間内にユーザーが送信するパッケージの合計サイズと、1 つのパッケージの合計サイズで設定できます。パッケージサイズには、メモと添付ファイルが含まれます。
- 配信通知または新着パッケージのルールを設定するには、[Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Content - Package Notifications (コンテンツ - パッケージ通知)] に移動します。
- パッケージ通知: 配信通知は、パッケージが読み取られるか、添付ファイルがダウンロードされるときに送信者に送られる E メールのことです。デフォルトでは、これらの通知は、パッケージが受信者によって最初に開封されると、ただちに送信されます。配信通知は、ファイルのダウンロード時に送信されるように設定できるほか、一定の間隔を置いてまとめて送信することもできます。
- 新着パッケージ通知: ([Send on behalf (代わりに送信)])、(送信者の [差出人] アドレス) などの新着メッセージの送信ルール、Ad Hoc Plug-in の送信者のルール、および差出人の設定が表示されます。
クォータと制限の設定の詳細については、[Web Interface (Web インターフェイス)] - [Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Content (コンテンツ)] を参照してください。
- パッケージの有効期限を決定するメンテナンス設定を変更することも可能です。デフォルトでは、パッケージは 7 日間は有効なままですが、この期間を過ぎると、「 /Archive/Packages」にアーカイブ化され、受信者は使用できなくなります。
メンテナンス設定の詳細については、[Web Interface (Web インターフェイス)] - [Settings (設定)] - [Ad Hoc Transfer] - [Maintenance (メンテナンス)] を参照してください。
Ad Hoc Transfer 組織設定の多くはユーザープロファイルとグループプロファイルでも設定できることに注意してください。
Ad Hoc Transfer へのユーザーアクセス
ユーザーは以下のいずれかのクライアントを使用してパッケージを送受信できます。
- MOVEit Transfer Web インターフェイス
- Microsoft Outlook
- Microsoft O365
- MOVEit Transfer Mobile (Android および iOS)
- MOVEit Transfer Client (Windows および MacOS)
MOVEit Transfer Web インターフェイスを使用したパッケージの送受信
Ad Hoc Transfer が有効な場合、ユーザーはホームページから、または左側のナビゲーションメニューで [Packages (パッケージ)] を選択してパッケージを送信できます。いずれの場合も、[Package Actions (パッケージアクション)] の [Send a new package (新しいパッケージの送信)] を選択すると、[New Package (新着パッケージ)] ページを表示できます。このページでは、受信者の E メールアドレス、件名、メモを入力したり、ファイルを追加したりできます。
Microsoft Outlook でのパッケージの送受信
Microsoft Outlook から MOVEit Ad Hoc Transfer ワークフローへのアクセスを提供するには、2 つのオプションがあります。MOVEit Transfer Add-in for Outlook は Web ベースの Microsoft 365 対応アドインで、ユーザーは Windows および MacOS の Outlook デスクトップ、または Web の Outlook から MOVEit セキュアパッケージの既読ステータスを送信、受信、呼び出し、および表示できます。Ad Hoc Transfer Plug-in for Outlook は com ベースのプラグインで、最新の Office アドインテクノロジをサポートしていない古いバージョンの Outlook で使用できますが、MOVEit セキュアパッケージの送信のみに制限されています。
どちらのソリューションでも、MOVEit Transfer ユーザーは、Outlook で新しいメッセージを作成し、ファイルを添付して、メッセージを送信することで、パッケージを送信できます。Web インターフェイスと同様に、セキュアメッセージと添付ファイルは MOVEit Transfer にアップロードされます。受信者には MOVEit Transfer サーバーにアクセスするためのリンクを含んだ通知メールが届きます。ファイルはこのサーバーからダウンロードできます。
MOVEit Transfer Add-in for Outlook を使用すると、MOVEit Transfer ユーザーは Outlook から送信したパッケージの既読ステータスを呼び出して表示したり、添付ファイルをダウンロードしたりできます。