MOVEit Transfer バージョン 3.3 では、MOVEit FTP 以外のクライアントでも暗号化整合性チェックを実施できるように、FTP 整合性チェックプロトコルが拡張されました (SmartFTP はオープンプロトコルの長所を生かした MOVEit FTP 以外では初のクライアントです)。

SHA 暗号化整合性チェック

MOVEit Transfer で整合性チェックを使用するには、クライアントからサーバーに以下のコマンドを送信します。

  • INTEGRITY H - このクライアントが整合性チェックの方法を認識していることを MOVEit Transfer に伝えます (このコマンドをセッションごとに 1 回渡します)。
  • XSHA1 [FileName] - MOVEit Transfer に特定のファイルの SHA ハッシュを要求します (通常は、ファイルの送信後ただちにこの情報を要求することが最も効率的です)。
  • HASH OK/BAD - ローカルで計算された SHA が要求された XSHA1 ハッシュと一致したことを MOVEit Transfer に伝えます (このコマンドは XSHA1 コマンドの後にのみ送信されます)。

ローカル FTP クライアントは SHA-1 ハッシュを計算できる必要があります。将来的には MD5 ハッシュも許可される可能性がありますが、従来の FTP クライアントのサポートのみを目的とします。CRC 値には暗号値がなく、否認防止が求められる状況では実用的でないため、CRC 値が許可されることはありません。

FTP セッションの例

次の FTP セッションは、前述のコマンドのバリエーションを使用した FTP クライアントセッションです。

ftp> QUOTE INTEGRITY H 
200 Integrity mode selected 
ftp> get HomePage.php 
200 PORT command successful 
150 RETR command started 
226 Transfer complete.Integrity check pending. 
ftp:4890 bytes received in 0.70Seconds 6.79Kbytes/sec. 
ftp> QUOTE XSHA2 HomePage.php 
ftp> QUOTE HASH OK 
200 Downloaded file has passed integrity check.