SNMP 管理情報ベース (MIB) には、デバイスの管理情報を構成する基本オブジェクトが含まれています。通常 MIB-II と呼ばれるインターネット TCP/IP MIB は、TCP/IP ネットワーク用に管理対象のネットワークオブジェクトを定義し、各オブジェクトの標準形式を提供します。

MIB は、論理的に関連するオブジェクトのグループに分けられる階層オブジェクトツリーとして構成されています。たとえば、MIB-II には次のオブジェクトのグループが含まれています。

  • [システム]。sysDescr (説明)、sysContact (担当者)、sysName (デバイス名) など、デバイスに関する一般情報が含まれます。
  • [インターフェイス]。イーサネットアダプタやポイント間リンクなどのネットワークインターフェイスに関する情報が含まれます。たとえば、ifDescr (名前)、ifOperStatus (ステータス)、ifPhysAddress (物理アドレス)、ifInOctets、ifOutOctets (インターフェイスで受信および送信されたオクテット数) などです。
  • [IP]。ルーティングテーブル情報などの IP パケット処理に関する情報が含まれます。これには、ipRouteDest (宛先) や ipRouteNextHop (ルートエントリの次のホップ) があります。
    • その他のグループは、TCP、UDP、ICMP、SNMP、EGP などの特定のプロトコルの機能に関する情報を提供します。
    • 企業グループには、ベンダーが提供する拡張 MIB オブジェクトが含まれます。

MIB の各オブジェクトは、数値のオブジェクト識別子 (OID) によって識別され、各 OID はそのテキストラベルで参照できます。たとえば、システムグループには、デバイスの説明を示す sysDescr というオブジェクトが含まれます。sysDescr オブジェクトには、次のオブジェクト識別子があります。

iso.org.dod.Internet.mgmt.mib.system.sysDescr

1.3.6.1.2.1.1.1

このオブジェクト識別子は、1.3.6.1.2.1.1.1 で、これにインスタンスサブ識別子の 0 が追加されます。1.3.6.1.2.1.1.1.0 は sysDescr の唯一のインスタンスを識別します。

MIB-II オブジェクト (TCP/IP ネットワークの場合) はすべて、"mib" サブツリーの下にあります (そのため、これらのオブジェクトの識別子はすべて 1.3.6.1.2.1 で始まります)。

MIB の詳細については、RFC 1213 を参照してください。