管理者は、次のコントロールを使用してリモートアクセスを管理できます。
  • [IP ロックアウト]

    組織のポリシー設定に基づいて IP アドレスが自動的にロックアウトされた場合に、IP アドレスから開始されたクライアントの接続要求を解除します。たとえば、認証に何度も失敗すると、IP アドレスはロックアウトされることがあります。

  • [IP ホワイトリスト]

    IP ホワイトリストに IP アドレスを含めるルールを追加します (特定の IP アドレスからのトラフィックが信頼できる場合など)。

  • [IP スイッチング]

    プロキシまたはファイアウォールによって許可される範囲に対応するために、アクセスできる IP の許容範囲を設定します。

IP ロックアウト

IP アドレスがロックアウトされると、特定のサイトのすべての組織でロックアウトされます。

重要: IP アドレスのロックを解除すると、すべての組織でロックが解除されます。
このコントロールには主に次の 2 つの動作があります。
  • 管理者ユーザーとして、一度に 1 つずつ IP アドレスをロック解除することができます。(デフォルトの動作)
  • サイトポリシーで利用可能な場合は、[Unlock All IP Addresses (すべての IP アドレスのロック解除)] ボタンが表示されます。このコントロールは、すべての組織のすべての IP アドレスを一度にロック解除します (システム管理者がこのポリシーを適用します)。
図 1. ロックアウトされた IP アドレス (表示はすべてのロック解除コントロールが使用可能な場合)

[Notifications Triggered (通知のトリガー)]

IP アドレスがロックアウトされると、通知プロパティを [On+Admin (オン + 管理者)] に設定している SysAdmin ユーザーが、ロックアウトの発生を知らせる E メール通知を受け取ります。

システム以外の組織が 1 つだけ設定されている場合は、通知プロパティを [On+Admin (オン + 管理者)] に設定しているその組織の管理者ユーザーも E メール通知を受け取ります。

IP ロックアウトポリシーを設定できるのは、SysAdmin だけです (詳細については、「システムのリモートアクセスポリシー」ページの「IP ロックアウトポリシー」セクションを参照してください)。IP ロックアウトがデフォルトで有効になっており、5 分間で 15 回試行に失敗すると IP アドレスをロックアウトするように設定されています。

IP アドレスのロックを解除しても、IP ロックアウトをトリガーしたユーザーはロックされて非アクティブなままです。[User Profile (ユーザープロファイル)] でユーザーのアカウントステータスを変更できます。

ホワイトリストに登録された IP アドレス

ホワイトリストに登録された IP アドレスは、IP ロックアウトポリシールールの保護機能を回避できる信頼されたアクセス権を持っています。このケースは次のようなシナリオに役立ちます。
  • 内部クライアントが共有ファイアウォールの背後から MOVEit Transfer にアクセスする場合。
  • クライアントが、適切に管理され、信頼できるサードパーティアプリケーションから MOVEit にアクセスする場合。
図 2. ホワイトリストに登録された IP アドレスのエントリ

IP スイッチング

セッションハイジャックを防ぐために、MOVEit Transfer では通常、セッションで使用される IP アドレスをそのセッション中に変更することはできません。ただし、一部のファイアウォールおよびプロキシサーバーでは、インターネットにアクセスするユーザーに割り当てる IP アドレスのプールを使用し、同一のセッション内でもユーザーに異なる IP アドレスを割り当てることができる場合があります。このようなユーザーにサーバーへのフルアクセス権を付与するために、管理者は IP スイッチング機能を使用して、セッション IP アドレスを変更できる許容範囲を設定することができます。

デフォルトでは、[IP Switching (IP スイッチング)] オプションは [None (なし)] (255.255.255.255 または /32 のサブネットマスクに対応) に設定されています。この設定では、どのような種類の IP アドレススイッチングもできません。その他の使用可能な値は次のとおりです。

  • [Class C (255.255.255.0 or /24) (クラス C (255.255.255.0 または /24)]: アドレスのクラス C 部分内でセッション IP アドレスを変更できます。たとえば、元のセッション IP アドレスが 1.1.1.1 であった場合、1.1.1.2 へのスイッチングは許可されますが、1.1.2.2 へのスイッチングは許可されません。
  • [Class B (255.255.0.0 or /16) (クラス B (255.255.0.0 または /16)]: アドレスのクラス B 部分内でセッション IP アドレスを変更できます。たとえば、元のセッション IP アドレスが 1.1.1.1 であった場合、1.1.2.2 へのスイッチングは許可されますが、1.2.2.2 へのスイッチングは許可されません。
  • [Class A (255.0.0.0 or /8) (クラス A (255.0.0.0 または /8)]: アドレスのクラス A 部分内で、セッション IP アドレスを変更できます。たとえば、元のセッション IP アドレスが 1.1.1.1 であった場合、1.2.2.2 へのスイッチングは許可されますが、2.2.2.2 へのスイッチングは許可されません。
  • [All (0.0.0.0 or /0) (すべて (0.0.0.0 または /0)]: すべての IP アドレススイッチングを許可します。