ネットワークを意識したプログラムは、一定時間を経過した後でリモート側がメッセージに応答しない場合に対処する必要があります。タイムアウトとは、プログラムが処理を途中で打ち切って終了するまでの時間を説明した用語です。MOVEit Transfer では一部のタイムアウトを設定できますが、タイムアウト値が固定されているものもあります。このドキュメントでは、最もよく発生する MOVEit Transfer のタイムアウトのいくつかについて説明します。

Web インターフェイスと HTTPS マシンインターフェイス

MOVEit Transfer Web インターフェイスとその HTTPS マシンインターフェイス (MOVEit AutomationMOVEit Transfer API、MOVEit EZ、MOVEit Xfer などが使用) は、両方とも同じセッションのタイムアウトを使用しています。

このタイムアウトの値は、「Web.config」と呼ばれる Microsoft .NET 設定ファイルで変更できます。このファイルは、MOVEit Transfer の Web サイトのウェブルート (C:\MOVEitDMZ\wwwroot など) にあります。タイムアウトを設定するには、Notepad またはその他のテキストエディタを使用して、このファイルに sessionState ノードの timeout 属性を設定します。このタイムアウトの表示単位は分です。デフォルトの値は 20 分です。

<sessionState mode="InProc" stateConnectionString="tcpip=127.0.0.1:42424" sqlConnectionString="data source=127.0.0.1;user id=sa;password=" cookieless="false" timeout="20" />

この値に変更を行った後は、サーバーまたはサービスを再起動する必要はありません。新しい値は、新しいセッションに適用されます。

MOVEit Transfer のファイル送信操作を使用すると、セッションのタイムアウトまたは個々のセッションが送信中に長い値に自動的に変更されるため、送信速度が遅くても操作を完了することができます。送信が完了すると、セッションのタイムアウトは短い値 (デフォルトは 20 分) にリセットされます。長いタイムアウトの時間は、MaxSessionTimeoutMinutes レジストリキーで設定できます。詳細については、「システムリファレンス」を参照してください。

FTP インターフェイス

管理者に表示される FTP タイムアウト値の 1 つに、切断する前に接続されているが使用されていない FTP 制御接続から別の FTP コマンドを受け取るまでの待機時間を制御できる値があります。このタイムアウトの表示単位は秒です。Window Server レジストリに別の値を作成していない限り、MOVEit Transfer ではこの設定のデフォルト値を使用します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Standard Networks\siLock\siLock\FTPServer\IdleTimeout

[Type (タイプ)]:REG_DWORD

[デフォルト]:600 (秒)

この値に変更を行った後は、サーバーまたはサービスを再起動する必要はありません。新しい値は、新しいセッションに適用されます。

SSH インターフェイス

SSH タイムアウトは、接続されているがアクティブではない SSH セッションのコネクションクローズを決定します。このタイムアウトの表示単位は秒です。

[デフォルト]:100 (秒)。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Standard Networks\siLock\siLockSSHServer\IdleTimeout

この値に変更を行った後は、サーバーまたはサービスを再起動する必要はありません。新しい値は、新しいセッションに適用されます。

E メールクライアント

すべての MOVEit Transfer の通知を送信するクライアントが使用するタイムアウトは、MOVEit Transfer Config ユーティリティで使用できます。デフォルトでは、E メールのタイムアウトは 30 秒です。

あらゆる種類のタイムアウト問題が定期的に発生する場合は、ローカル SMTP サーバーを有効にして、一時的なメール配信問題に対するキューとバッファとして使用することをお勧めします。

RADIUS および LDAP クライアント

これらのタイムアウトは、管理者が Web インターフェイスから設定できます。完全な詳細については、関連する RADIUS および LDAP の各セクションを参照してください。

カスタムレポートのタイムアウト

カスタムレポートのために使用される長時間実行のエレガントでない非効率的な SQL が使用するリソースを制限できるようになりました。CustomReportRunCommandTimeout レジストリ値は、カスタムレポートクエリの処理を制限する分単位の値です。MOVEit Transfer は、この時間しきい値に達するとクエリを停止し、警告を報告し、設定されているクエリを「スタンバイ」または非実行可能な状態に置きます (レポート構成の確認後、再実行できます)。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Standard
                Networks\siLock\CustomReportRunCommandTimeout

CustomReportRunCommandTimeout に定義されているレジストリ値 (表示は、1 分のタイムアウトしきい値)