リリース バージョン 日付 説明
MOVEit Transfer 2025.1 17.1 未定 初回リリース。

最新のリリースで、MOVEit Transfer は以下の機能と改善点を追加しました。

監査ユーザー向けのブラウジングの効率化

フィードバックに基づき、UI ビューおよび API 結果セットへの監査ユーザーアクセスを効率化しました。これにより、監査ユーザーに適切な制限付きアクセス権が与えられ、次のようなより良いブラウジング体験を得ることができるようになりました。

  • アドレス帳ユーザープロファイルグループユーザー認証、およびユーザー設定への監査ユーザーアクセスは読み取り専用です。
  • ユーザービューへの監査ユーザーが制限されました。

    ユーザー名をクリックすると、そのユーザーのプロファイルの読み取り専用ビューが表示されます。

  • ログビューへの監査ユーザーが制限されました。
    • [ログエントリ] テーブル内のユーザー名をクリックすると、そのユーザーのプロファイルの読み取り専用ビューが表示されます。
    • タイムスタンプをクリックすると、クライアントエージェントおよびユーザー接続の属性が表示されます。
    • フォルダーパスリンクは監査ユーザービューから削除されました (フォルダーパスのテキスト表現は残ります)。

OpenID Connect (OIDC) ID プロバイダのサポートによるシングルサインオンの実現

組織管理者は、MOVEit Transfer を外部アプリケーション (ユーザー認証およびユーザー承認 (アクセス) を実現するために OAuth2/OIDC によってサポートされている) ([SETTINGS (設定)] - [Security Policies (セキュリティポリシー)] - [Single Sign-On (シングルサインオン)] - [Federated Identity Providers (フェデレーション ID プロバイダ)]) として設定することができます。

図 1. 表示は、OIDC ID プロバイダ (IdP) を追加するための新しいモード
OIDC のサポートを使用したシングルサインオン (SSO) の実現
  • ユーザーは、OIDC ID プロバイダ (IdP) (Microsoft アイデンティティプラットフォーム、Entra など) を通じて SSO を使用して WebUI にログインすることができます。
  • ユーザーは、OIDC IdP を通じて SSO を使用して REST API にログインすることができます。
  • WebUI および REST API へのユーザーアクセス制御は、機関または企業の IdP (たとえば、Microsoft 365 Entra、以前の Azure Active Directory) によって管理することができます。

Microsoft 365 の OAuth を使用した E メール-SMTP 通知

SMTP-リレーサービスに必要な認証に OAuth を使用するように、システム全体の E メール通知サービスを設定できるようになりました。(Microsoft 365 の) OAuth 機能セット (Windows の [スタート] [MOVEit Transfer] > [MOVEit Transfer Config] > [E メール] タブ) は Microsoft 365 と互換性があり、MOVEit Transfer への AD 登録されたアプリケーションアクセスキーを生成する必要があります。MOVEit Transfer Configuration ユーティリティを使用すると、既にインストールされているシステムにこれらのシステム全体の設定を適用できます。

注: MOVEit Transfer Config ユーティリティを使用すると、インストール後の手順として OAuth 設定属性を適用することができます (OAuth E メール設定は MOVEit Transfer Installation ユーティリティを通じて公開されていません)。
図 2. E メール設定 (Microsoft 365 の OAuth)

標準アラビア語のサポート (UI 向け)

MOVEit Transfer のユーザーインターフェイス (UI) の言語サポート機能を拡張しました。UI で、現代標準アラビア語がサポートされるようになりました。一般に、将来の RTL 言語のサポートを容易にするために、UI が右から左 (RTL) に書かれた言語に対応するように拡張されました。

ファイルの有効期間のアラート通知

ポリシーやストレージ制限を遵守できるように、MOVEit Transfer は、保存されているファイルがファイルの最大有効期間を超えた際に、組織の管理者に対して E メールまたはアプリ内通知 (または両方) を通じて通知します。組織管理者としてサインインしている場合は、[SETTINGS (設定)] > [Miscellaneous (その他)] - [Aging (有効期間)] のコントロールを使用して、これらの新しい設定を WebUI から適用することができます。

図 3. 自動保守設定 (表示はクリーンアップが有効になっている場合)

管理者以外のユーザーとしてのサービスの実行

新規インストールの場合、MOVEit Transfer は以下の補助サービスを権限の低い非管理者権限で実行します。

  • MOVEit Transfer Gateway トンネルサービス
  • MOVEit Transfer ヘルパー
  • MOVEit Transfer キー管理サービス
  • MOVEit Transfer Status Server (ステータスサーバー)

アップグレード:カスタムデータベース要素を許可 (無視) するオプション

MOVEit Transfer Installer の [データベースオプション] 画面に新しい UI コントロールが追加されました。[予期しないデータベース要素を削除しない...] チェックボックスをオンにした場合、MOVEit Transfer Installer はデータベースに対して行ったカスタマイズを無視します (アップグレードする前に、カスタマイズのバックアップコピーを作成することをお勧めします)。
注: このボックスをオフにした場合、MOVEit Transfer Installer は追加したカスタムデータベーステーブルやインデックスを実質的に削除します (これはレガシの動作でした)。
図 4. 更新されたインストーラのデータベースオプションビュー (表示は、カスタムオブジェクトの削除、新しい動作)

COM ベースの Outlook プラグインの廃止

レガシの Windows COM ベースの Ad Hoc Client (およびそれにバンドルされた Sync クライアント) は廃止されました。COM ベースの Ad Hoc Client は「Ad Hoc Outlook Plugin」とも呼ばれています。ユーザーに一括して設定でき、COM ベースのプラグインの代わりとなる、Microsoft Outlook への Ad Hoc Add-inを引き続き使用することができます。

注: Ad Hoc Add in の統合手順については、『管理者ガイド』の「サービス統合 - Ad Hoc Add-in」のセクションを参照してください。

レガシ SSH サービスの廃止

リリース 2021.1 で導入された基準に準拠した「デフォルト」の SSH/SFTP サーバーは、「レガシ SSH サービス」の代わりとなります。レガシサービスに戻すためのコントロールが MOVEit Transfer Config ユーティリティから削除されました。また、[SSH] および [SSH Cipher (SSH 暗号)] タブは、それぞれ [SFTP] および [SFTP Cipher (SFTP 暗号)] タブに名前が変更されました。

図 5. 更新された SFTP 設定パネルの表示